肝臓に大きな負担をかけるのは、お酒だけじゃない。あなたの生活も一度見直してみて。

肝臓は、体内の老廃物を処理してくれるなど非常に重要な働きを担う臓器です。しかし、なんでもかんでも肝臓で分解してくれると考えてしまうのは、ちょっと問題かもしれません。 肝臓では体内の老廃物や毒素などをろ過し、身体の中をキレイにするという作業が行われます。ちょうど洗濯機や乾燥機のホコリをキャッチするフィルターのようなイメージです。

人体に害を及ぼすような物質は肝臓で捉えられてせき止められますが、肝臓の解毒機能に負担がかかりすぎると、肝臓疾患などを引き起こす恐れもあるのです。

例えば、アルコールの飲みすぎは肝臓に大きな負担をかけるということは今や誰もが知っています。しかし、肝臓の正常な機能を阻害する要素は他にもたくさんあるのです。

1. 加工食品

化学物質などを使用して加工され、自然の状態よりも人工的に賞味期限が延ばされた食品には通常、糖質、添加物、脂肪分が多く含まれています。添加物の中には、摂取すると体内の中性脂肪を増やすものが多く、肝臓の酸化のリスクを高めるだけでなく、肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まることで脂肪肝を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

2. 運動不足

運動せずに炭水化物を食べ過ぎると、肝臓に脂肪がたまり、やがて“フォアグラ”状態(脂肪肝)になってしまいます。運動不足による過剰な栄養の蓄積は肝臓にとっては大きな負担です。運動を多く取り入れ、消費するエネルギーを増し、肝臓の機能低下を予防しましょう。

Eine nicht-alkoholische Fettleber können aber auch schlanke Menschen und Sportler haben.

Posted by Stern-Apotheke & Stoffwechselzentrum Schwebheim on Wednesday, August 31, 2016

3. 太りすぎ

肥満は肝臓にとって大きなリスクとなることがあります。肥満が原因となることで肝臓は非アルコール性脂肪性肝炎と呼ばれる症状を引き起こす可能性が高まります。これは、大量の脂肪分が肝臓に蓄積されることで、肝臓に炎症が起こったり、幹細胞が急激に壊され機能しなくなってしまう病気です。この病気を放っておくと、肝臓がんや肝硬変へと発展することもあります。重要なのは、アルコールを全く飲まなくても発症する危険性があり、通常、初期の段階では自覚症状はあまり現れないということです。予防としては、栄養バランスのよい食事を心がけ、適度な運動を取り入れ、原因となる肥満を改善する必要があります。

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4. 鎮痛剤の飲みすぎ

タイレノールというブランド名で知られているアセトアミノフェンは、有名な鎮痛剤の一つであると同時に、解熱剤としてもよく使用されています。ちょっと頭が痛い、あるいは筋肉痛がひどい…そんなときに思わず薬に手が伸びてしまうという人もいるかもしれません。しかし、鎮痛剤をあまり大量に摂りすぎると、肝臓への負担が大きくなります。アセトアミノフェン自体は様々な薬に含まれている成分ですが、実はアルコールとの組み合わせは非常に危険です。例えば二日酔の際にこの薬を使用すると、肝臓には通常の2倍の負荷がかかるといわれています。もしお酒を飲みすぎて翌日頭痛がひどく耐えられないという場合には、アセトアミノフェンではなくイブプロフェンを含んだ薬を服用することをお勧めします。

5. やせ薬・サプリ

食べるだけでやせる!そううたった食品やサプリメントは、例えそれが野菜や天然由来の成分からなるものであったとしても、肝臓に負担となる成分が多く含まれている場合が殆どです。ダイエットサプリは、減量の過程で肝臓へ蓄積される毒素の量が増える原因になりかねません。宣伝している効果があまりにも都合がよすぎる場合は、気をつけてください。こういった場合に発生する「薬物性肝障害」も、通常はほとんど自覚症状が現れないので注意が必要です。

6. その他の薬

けいれんを抑える効果があるバルプロ酸ナトリウムという薬は、発作や双極性障害、偏頭痛などの症状に処方されることの多いものですが、肝臓への負担が大きいということで知られています。カルバマゼピン、フェニトイン、レポフロキサシン、モキシフロキサシンなどの抗生物質も、主に鼻炎や呼吸器系の症状に対して処方される一般的な薬ですが、肝臓への負担が懸念されるものです。長期にわたって処方されている場合は、定期的に血液検査を受けることをお勧めします。

もし今回ご紹介した内容に心当たりがあるという人は、一度病院に行って血液検査を受け、肝臓に問題がないかどうか確認してみるのもいいかもしれません。